nokky's blog 

音楽家の気まぐれ刊行ブログ

人に遠慮し過ぎたリスク

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年齢を増すごとに、自分らしさを出さなくなったことに気づきます。

それで良かったかも。とも思ってみたり🥴

 

「こう動けば、身近な人を傷つける こう動けば、あちらの人を無視するような結果になる こう動けばーー こう動けばーー こう動けばーー」

こんな変な気づかいは、自分がやるべき人生の目標すら歪曲させてしまいます。

 

もう12月。以前なら月に大半は仕事に四苦八苦は普通だったのに、この10年で、次第に「苦」は去り、残るのは「四八」。「苦」は良い意味でも、苦労した結果が形になります。しかし、「四八」だけだと、心は気を使い過ぎてか、自分がしわくちゃになることが多くなります。

 

遠慮の種類は沢山ありますが、音楽の仕事は、一概に割り切った対人関係だけでは済まないのが、地方に住めば、なおさら避けては通れないのが常です。いろいろ気を使わなければならないことも沢山🥺

 

難しいことばかり。

なので近年では、僕はソリストとして活動するようにしました。

 

元々、静かにマイカラーを表現すること。つまり曲の薀蓄などはあまり語らず、テーマを決めたトークと、ジャンルにとらわれない静かな演奏で、小さなコンサートを行ってきたので、そのスタイルに戻しつつあります。

 

年々、器用な演奏が得意でなくなり、せめて、お客様の心がホッとする安らぎの時間を作れたら良いかなと思っています。

 

12月クリスマス前には講座生募集を兼ねた朗読会。夜は定期「音ガタリピアノソロコンサート」。

執筆作品のトークと、ピアノによる大人のための静かなコンサートを企画しました。

 

by nokky

 

 

今週の朗読ドラマ教室とシャンソン教室

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今週の朗読ドラマ教室は、12月3日の発表会にむけて、リハーサルを行いました。

講座生の皆さんの朗読表現は、かなり心に伝わるものでした。

12月3日の本番が楽しみです。

 

 

朗読会は、開催場所のシチュエーションや企画は大切になります。今回は、いつものレッスン会場なので、雰囲気もノーマルですが、その分、和気あいあいとした空気のなかで演じることができるはずです。

 

シャンソン教室では、講座生の皆さんと「ナントの町に雨が降る」の練習をスタートいました。

曲はドラマ的な歌詞で構成され、曲中に語り調の部分もあることから、皆さんそれぞれが素敵な作品を勉強しました。楽譜に歌詞を書き込む作業をし、その作業は自然に歌も覚えられるので、とても良い時間だったと思います。

 

朗読も歌も表現。「間」の表現は同じ。何を伝えたいのかが大切だと、皆さんは深く理解されています。

発表会、楽しみです。

 

by nokky

12月の演奏会の準備

毎日毎日、休みなく音楽の仕事をしていたときは、疲れる暇もないほど必死でした。  

若いからオーバーワークも出来たのでしょうが、何よりも大変だったのは、一年365日休みがなく、休む場合は自己責任でトラ(代わりのミュージシャン)を入れるわけです。

しかし、会社とフリー契約している演奏者以外は許可されず、結局、風邪でも寝込めないのが現状でした。

 

何十年もたち、現在では考えられないことです🥴

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現在の契約先のレギュラーピアニストの仕事は別とし、今年、12月は2回だけのコンサートを行なうことになりました。

名前を出せるピアノソロコンサートです。

“名前を出せる”とは、自身が前にでる。たったそれだけのことなんですけどね。

 

レギュラー仕事は12年を迎えますが、お客様の耳と記憶に残らない演奏に神経を尖らせ、静かにBGMを弾くことに心がけています。他のベテランメンバーも同じ。名前も出しません。

 

ライブハウスではなく、カフェレストランなので、主張なく質素に静かに演奏を行なっています。

貴重で責任ある時間。とても大切な時間です。

 

12月の小さなコンサート。

主義主張なんて、とっくの昔、人生の大地に染み込んでしまい、長い時が過ぎました。

結局、仕事での演奏モードで、静かなコンサートになりそうです。

 

by nokky

 

インドの楽器シュリティ・ボックスとのコラボレーション

フランス人の音楽家が所有するインドの民族楽器、シュリティ・ボックスと、僕のビブランドネオンとによるコラボレーションを、彼と行いました。

 

ハーモニーを独自に設定できるこの楽器は、ドローン楽器という持続音を出す楽器で、他にはハルモニアムという、オルガンのようなものもあり、空気を送り込み、演奏するリード楽器です。

インド音楽の独特な響きがあり、リード楽器のビブランドネオンと、不思議なほど相性が合いました。

ビブランドネオンを、独自のハーモニーとスケールにて演奏することにより、洋楽に“毒されない”響きで新たな音楽を生んでくれました。

 

インド音楽やインド映画、ボリウッドダンスなどに魅力を持っていたことから、インドの文化に触れ、ビブランドネオンでは初めての経験に、とても感動した時間になりました。
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シュリティ・ボックス
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配列は12音の洋楽の音階なのですが、音を混ぜ、音の抜ける量を調整することで、独特なハーモニーを作れます。
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ビブランドネオンの音が混ざるような、そんな相性の良い響きでした。

やはり、木で作られていることも関係するのでしょう。

 

とても良い時間でした。

ありがとうございました。 

 

by nokky

 

 

 

秋のなかった秋の夜

先日は月が地球に近くなる日。スーパームーンがきれいに見えた夜でした。

秋のなかった秋の夜。なかなか「体調の衣替え」が間に合わず、風邪っぽい症状が抜けません。

 

スーパームーンの夜にモスラだ!f:id:mucolunet:20251110181017j:image

 

来年、年明けから、当初は会場の都合に合わせて、まだランダムな日程にはなりますが、月2回、2時間の「カフェ朗読教室」を開催することになりました。

楽家として、そしてシナリオや小説の執筆家として、地域という身近な足元から実戦することの大切さを実感出来ることを知った今だからこそ、楽しく活動を行ってみようと思います。

今日も募集要項のチラシを作製中です。🍀

 

by nokky

詩吟の舞台に向けて音制作

25年もお世話になっている詩吟・剣詩舞の宗家先生の依頼で、今回も舞台での音作りと編集が終わりました。f:id:mucolunet:20251030194545j:imagef:id:mucolunet:20251030194727j:image

吟詠の音は、伴奏のない絶句(歌)をもらって、それにオケをつける、通常の音楽とは真逆の作り方です。

だから、リズムやハーモニーという、洋楽の概念は頭に入れず、その人その人の呼吸で作るわけです。しかし、吟詠のオケCDも発売されており、稽古では使うらしいですが、やはり完全に作り込まなければ、ドラマ的にはならないとのことで、完全なオリジナルを作ってきました。

今回は既成のCD作品も使用。

今まで、かなりの作品を作ったり、また、これまでの過去の作品を編集したり、とにかく気は一切抜けない作業。

今回、久々に徹夜。

 

やっと終了し、食事をご馳走になりました。輪島塗りの「100回塗り」のお箸を出され、この箸、4万円だそうです。


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輪島塗りのコッブ? 湯飲み?

5万円🥴

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100回塗った輪島塗りのお箸。

ド高級で、箸が進まぬ状況。

 

僕は100均の箸で110円。何年も使ってることが、これを考えても箸が進まぬ状況になりました🥴

 

by nokky

ミニコンサートが終了しました

今回、昭和歌謡ポップスB級グルメ風コンサートにお越し下さり、心よりお礼を申し上げます。

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出演者の方も多く、そして曲目が沢山ありましたので、伴奏の僕はMCを行わず、他の方にお任せしました。

僕が行えば良かったなと、猛反省。

とにかくピアノの弾き役だけに徹したので、全体の進行が抜け落ちている結果に、僕の責任だと落ち込むばかりです。

 

苦労の大木に成る実が大切。出演者皆さんの実になる大木には、まだまだなれない自分です🙂‍↕️

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さて、来月11月3日文化の日は、ビブランドネオンによる、ワンコインコンサートを開催します。
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希少楽器による静かで小さな演奏会。ホームグラウンドの講座室を借り、音楽と語りにて大人時間を作りたいと思います。

 

by nokky