nokky's blog

音楽家の気まぐれブログ

プロ歌手を引退していた知人

僕の講座に、春から新しく入校する人の名前に、以前、東京でプロ歌手として歌っていた方の名前を見て驚きました。

 

なにも今更習うなんてと、久々にその方に電話し笑ったのが2月。話しに花が咲き、あっという間に経ってしまった年月に驚いた話題が中心。

今は体調を壊し、寝たり起きたりの毎日だそうです。35年前には美形で歌の上手い歌手。ラジオ番組も担当したり、夢を叶えた人でした。

故郷に帰ってきた時から、音楽をする人間や、ジェラシーを持つ人などで不信感を感じ、ついにメンタルを壊し、身体までも。結局、辞めたそうです。

性格的に問題有りの人は確かに存在します。特にプロを認めない人も。人間文化力が整備されておらず、道路で例えるならば、デコボコ道の悪路。

 

東京の現場とは違うので、活動場所を自分自身で作り、自分の経験にて後進育成の道を考えるのは今しかないよと伝えました。

早く良い体調に戻ることを願っています。

 

僕が15歳の頃、師匠は、高校生の僕にいつも言っていた言葉があります。

「いなかもの」にはなるな。

いなかものを文字で書くと、「井中者」、つまり、井の中の蛙

人の可能性を潰し、また、潰される者も悪い。との言葉でした。

その後の僕は、若かったこともあり、やはり散々言われたり仕事の現場も奪われたり。義理人情などとは無縁のようは事が沢山ありました。

 

先ほどの歌手の方もそうですが、昭和のピュアな感覚は、傷つく事は当たり前なんでしょう。

時には「不適切でいいのだ!」と僕は思うのですが。

 

by  nokky


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