定期的に行っているビブランドネオンのメンテナンス。3月のコンサートは終了し、今月、4月下旬のコンサートが終われば作業をするつもりでしたが、季節も変わり始め暖かくなったので、半日かけて細部まで。
部品も希少なので、さすがにリードのピッチ調整は、マイスターさんにお任せしようと先日から連絡しても、なかなか繋がらず。
コンサート後に送ることにしました。
腐食防止の油は、この楽器のための自家製。一年毎に作り20年経ちます。
油がリードに飛べば、リードが重くなりピッチが下がるので、注意を払いながらの作業。
メンテナンス終了後に試奏したら、やはり微かな本体からの異音もしなくなりました。木製なので湿気や気温に敏感に左右されてしまいます。
イタリアの気候と日本では違いすぎますので、注意が欠かせません。
木製楽器は、メンテナンスを欠かさず大切にすれば、時間とともに良き音がします。
nokky