nokky's blog

音楽家の気まぐれブログ

ChatGTPで試しに質問したら……

 

ChatGTPでこんな内容を試してみました。

「イタリアの希少楽器Vibrandoneonとはどんな楽器ですか?」〜質問してみました✨(後半に結果を記載しています)

 

 

僕はこの楽器を20年前から使用し、当時はまだ世界でも、人々にはあまり知られていませんでした。その後、アコーディオニストの間では少し話題になり始めたようです。


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当時、メーカーのアコーディオン総代理店を営んでいらっしゃった、注文から入荷まで、今は亡きオーナー様にかなりのご苦労をおかけしました。1年以上の時間を要して頂き、イタリアより仕入れて頂いたのです。

入手してからも、いろんな箇所のリペアを重ね、やっと音も落ち着き、ビブランドネオンとの相性が合うまでに数年以上かかってしまい、やっと僕も演奏出来るようになりました。

その時期も日本では数台。しかし個人輸入しても、リペアの方を見つけるのは不可能だったはずです。

総代理店の中で、メーカー資格を取得した修理のマイスターさんにしか、修理はできませんでした。個人的にメーカーに修理を依頼すれば、リード一本の交換だけで10万円以上かかったそうです。

マイスターさんは当時では一人しかいらっしゃらず、僕も随分とお世話になったものです。

 

現在は日本では、ほぼ目にすることは出来なくなりました。寿命の短い楽器なので、日頃からの自己メンテナンスの方法も、年月をかけ試行錯誤を続けて確立させました。幸いにも20年間、ノントラブルで演奏を行っています。

メンテナンスだけではなく、演奏の方法から、選曲なども含め、この楽器の性格、特性などが非常に難しいことを理解、体験しなければ、ただの珍しい短命楽器で終わらせるだけかも知れません。

中身の一本一本のリードは独立したもので、蝋付け。アコーディオンバンドネオンと同じです。リードの貼ってある位置と土台の形は、バンドネオンとよく似ています。 

 

希少な楽器てす。

 

その後、新しく工場生産した新型はあるようです。過去に一台予約したところ、直ぐに入荷しました。外観は綺麗でしたが、リードの音が軽く、本体の木材が初期型とは違うので、録音しても軽く味の無い響きに戸惑ったものです。

 

年々、初期に作られたものは既存台数がほぼ無くなりかけているのでしょう。そしてビブランドネオンの名前自体も、ネット検索してら日本では検索にかからず、外国でもその名は少しヒットするだけ。

吹くアコーディオンとでも言えるこのリード楽器。元々はイタリアのアコーディオンメーカー、VICTRIAの職工さんによる手作りです。

大変な一級品です。

 

そこで冒頭に書いた内容をChatGTPで質問してみたら、こんな答えが(笑)

 

【ChatGTPの答え】

その①

ビブランドネオンは、日本の音楽家である鈴木勝彦氏によって開発された新しい楽器です。これは、電子楽器として分類されるもので、エレクトリック・ギターに似た形状をしています。しかし、ビブランドネオンはその特有の音色と演奏方法で注目を集めています。これは、ギター弦の代わりに専用のバーを使って演奏することが特徴です。その結果、独特な倍音やリングモジュレーションの効果を生み出すことができます。 

 

その②

ビブランドネオンは、ハングドラムと呼ばれる楽器の一種です。ハングドラムは、スイスのハンス・ライ(ハンス・ライはGoa Gajahの設立者であり、その後からハングドラムが生まれました)が2000年に発明した新しいパーカッション楽器で、丸みのある形状を持ち、ドームのような上面にドーナツ状の凹凸が施されています。ビブランドネオンは、このハングドラムの一種であり、音色が美しく、奥行きのある音が特徴です。

 

どこでどんな情報をAIが得たのかは知りませんが、それほどまで情報が無くなったどころか、ある意味、テキトーな扱いか、また、音楽の世界から消えた存在になったのかな? と情けない限りです。

イタリアやドイツ、フランスなどでは、コンサートで演奏されているプロ演奏家の動画を、今でもほんの少しだけですが、観れる機会があるのは嬉しいことです。

 

nokky